11月21日に、2回目の香料勉強会が開催いたしました。
会場は、弊社と神田駅の間にある、元喫茶店のレトロなコミュニティースペース、watage様。
溢れるグリーンが心地よいアーティスティックな空間です。
初回は調香師の先生による講義が大変でしたが、2回目の今回は、短い講義の後、実際に香気成分を混ぜてみる調香のワークショップが主体のものでした。
調香師の佐無田先生は、長年、大手香料会社のフレーバーリストとして活躍され、現在はフレーバー・フレグランス協会の業務執行理事をされており、香りのコンサルタントとしても活躍をされています。
さて、講義では、有機化合物(香り物質)の構造から、香りの捕まえ方(蒸留、溶剤抽出等)、精油に含まれる香気成分等のお話があり、その後、リンゴとバラの香りの構造についてのお話、最後は1時間程度、香りを実際に組み立てる、という流れでした。
今回は12名での参加となりましたので、各テーブルに4名着席いただきました。
各テーブルに置かれた10数種類の香気成分を嗅ぎ分け、まずはリンゴの基幹となる2種類の香りを配合を変えて混ぜ、香りの違いを確かめ、さらに別の香料原料を足していく、といった流れで進んでいきました。
香りの種類の異なる原料を配合量を変えて混ぜることにより、より甘めの香りになるのか、フレッシュになるのか、もしくは酸味が強めなのか、といった彩を表現できることを感じていただけた様子でした。
各テーブルごとに和気あいあいと楽しそうに調香されている参加者の皆様の姿がとても印象的でした。
参加者の皆様は、化粧品メーカーやOEM、食品メーカーや原料商社に勤務される方々でした。
化学とアートの融合である香りに関する深い学びとワクワクする感覚をお持ち帰りいただけていましたら幸いです。
佐無田先生、ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
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