パリでは近年、オーガニック志向が高まっていますが、オーガニックの流れは食にとどまらず、コスメ界でも定着してきています。
ここ数年は更に進化し、”自分の体につけるものはすべて把握していたい”、といういかにも自立したパリジェンヌたちの意識に応えるかのごとく、自然派手作りコスメが大流行している様子!
そんな記事をどこかで読んでいたので、今回はその様子をこの目で見ようとパリ散策を楽しみながら、うわさの手作りコスメの店、”Aroma Zone"へ行って来ました。
Aorma Zoneはサンジェルマン・デプレ界隈とオペラ界隈にあります。
店内に入ってみるとびっくり!
人、人、人。そしてレジを待つ人々の長蛇の列。
3回お店に足を運びましたが、3回(うち平日2回)とも同様の込み具合。いかにAroma Zoneが大盛況なのかわかります。
客層はやはり女性中心ではありますが、男性の姿もちらほら。学生から中年の女性まで、幅広い年齢層の方がいました。
お店には、各化粧品のレシピ本があり、例えば化粧水を作る場合は、ベース、有効成分、精油・植物油、フレグランス、といったように大まかな材料と作り方が記載されています。
それに基づき、好きなベースや気になる有効成分等を選び、組み合わせることにより、オリジナルコスメを作れる、というわけです。
植物油や精油、芳香蒸留水についてもその種類の多さに圧倒!
しかも、それぞれの特徴や効能についても丁寧な説明書きがあります。
大多数の素材にBIOマーク(オーガニック)がついているのも特徴です。
それほど、パリジェンヌたちのオーガニック、自然派に対する需要は大きいというわけです。
また、原料のみではなく、ビーカーやロート、容器など、コスメを手作りする際に必要なものが全てAroma Zoneで揃うようになっています。
お店の奥にはアトリエもあり、実際に専門家に相談しながら、自分の肌質と好みにあった化粧品の処方を作ってもらうこともできるようです。
確かにあの空間にいると自分だけのオリジナルコスメが作りたい!というモチベーションが一機にアップします。
何とも楽し気な雰囲気のお店。
日本では手作りコスメは一部の人々にしか受けていない印象ですが、今後日本でも手作りコスメが流行するようなことはあるのでしょうか。
楽しみですね!
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